第6-11-1図の左下隅にトラズ三目の形が存在する。この図は慣習法では持碁となる。
台湾式では次の如くなる。
34パス
44劫ツギ 45パス 46パス
黒33が手止りで結果は持碁となる。
新ルール案Iによれば第6-11-4図、第6-11-5図の如くなる。
34パス 35パス(仮終局)
44劫ツギ 45パス(p)
46パス(pなし終局)
この結果も持碁となり、台湾式及び日本の慣習法と新ルール案Iの結果は一致する。
故にトラズ三目は一般には3目とみなしてよいことが、新ルール案Iによって説明可能となったのであるけれども、次の例によってトラズ三目が3目にならない例を示そう。