Qitailang's HP > Esperanto


"Fundamenta Gramatiko de Esperanto"(エスペラント基本文法) は "Fundamento de Esperanto" の第2部に相当するものです。本来、フランス語、英語、ドイツ語、ロシア語、ポーランド語の5カ国語で説明されており "Fundamento de Esperanto" での総括タイトルは、"Fundamenta Gramatiko de la Lingvo Esperanto en Kvin Lingvoj" となっています。それぞれの言語によって説明、例文、註記などが若干異なるようです。このページは、基本的に Vikipedio のエスペラントのみで書かれた資料を使いました。できるだけ意訳を避けましたが正確に訳せていない箇所もあるかもしれません。[ ]内は私が補遺したり、言い換えたものです。

Ida Ĉitajlang


Fundamenta Gramatiko de Esperanto

A. Alfabeto (字母)

B. Reguloj (規則)

  1. Artikolo nedifinita ne ekzistas; ekzistas nur artikolo difinita (la), egala por ĉiuj seksoj, kazoj kaj nombroj.
    Rimarko. La uzado de la artikolo estas tia sama, kiel en la aliaj lingvoj. La personoj, por kiuj la uzado de la artikolo prezentas malfacilaĵon, povas en la unua tempo tute ĝin ne uzi.

    不定冠詞は存在しない。定冠詞 la があるのみで、どの性,格および数においても同じである[変化することなく用いられる]。 註.冠詞の用法は他の言語と同様である。冠詞の使用が困難な人は初めのうちは一切用いなくても構わない。

  2. La substantivoj havas la finiĝon o. Por la formado de la multenombro oni aldonas la finiĝon j. Kazoj ekzistas nur du: nominativo kaj akuzativo; la lasta estas ricevata el la nominativo per la aldono de la finiĝo n. La ceteraj kazoj estas esprimataj per helpo de prepozicioj (la genitivo per de, la dativo per al, la ablativo per per aŭ aliaj prepozicioj laŭ la senco).

    名詞は,語尾 o を持つ。複数形を作るには語尾に j を加える。格は主格と対格の2つのみである。後者は主格に語尾 n を付け加えて作られる。 その他の格は前置詞の助けを借りて表現する(属格は de, 与格は al, 具格は per ,その他意味に応じた前置詞が用いられる)。

  3. La adjektivo finiĝas per a. Kazoj kaj nombroj kiel ĉe la substantivo. La komparativo estas farata per la vorto pli, la superlativo per plej; ĉe la komparativo oni uzas la konjunkcion ol.

    形容詞は a で終わる。格および数は名詞の場合と同様である。比較級は pli、最上級は plej を使って表す。比較級では接続詞 ol を用いる。

  4. La numeraloj fundamentaj (ne estas deklinaciataj) estas : unu, du, tri, kvar, kvin, ses, sep, ok, naŭ, dek, cent, mil. La dekoj kaj centoj estas formataj per simpla kunigo de la numeraloj. Por la signado de numeraloj ordaj oni aldonas la finiĝon de la adjektivo; por la multoblaj - la sufikson obl, por la nombronaj - on, por la kolektaj - op, por la disdividaj - la vorton po. Krom tio povas esti uzataj numeraloj substantivaj kaj adverbaj.

    基本数詞(語形変化はない)は以下の通りである;unu, du, tri, kvar, kvin, ses, sep, ok, naŭ, dek, cent, mil. 十の位および百の位は単純に数詞を組み合わせて作られる。順序を示す場合は形容詞語尾を付ける。倍数は obl、 分数は on, 集合数は op の各接尾語を付ける,分配は po という単語を使う。 また,数詞は名詞[形]や副詞[形]としても用いることができる

  5. Pronomoj personaj : mi, vi, li, ŝi, ĝi (ordinare pri objekto, besto aŭ infaneto), si, ni, vi, ili, oni; la pronomoj posedaj estas formataj per la aldono de la finiĝo adjektiva. La deklinacio estas kiel ĉe la substantivoj.

    人称代名詞:mi, vi, li, ŝi, ĝi (通常、物、動物もしくは小さな子供に対して),si, ni, vi, ili, oni; 所有代名詞は形容詞語尾を付けることで作られる。語形変化は名詞の場合と同様である。

  6. La verbo ne estas ŝanĝata laŭ personoj nek nombroj. Formoj de la verbo : la tempo estanta akceptas la finiĝon -as; la tempo estinta -is; la tempo estonta -os; la modo kondiĉa -us; la modo ordona -u; la modo sendifina -i. Participoj (kun senco adjektiva aŭ adverba): aktiva estanta -ant; aktiva estinta -int; aktiva estonta -ont; pasiva estanta -at; pasiva estinta -it; pasiva estonta -ot. Ĉiuj formoj de la pasivo estas formataj per helpo de responda formo de la verbo esti kaj participo pasiva de la bezonata verbo; la prepozicio ĉe la pasivo estas de.

    動詞は,人称および数において変化しない。動詞の活用形:現在形は -as 、過去形は -is, 未来形は -os の語尾をとる。仮定形は -us, 命令形は -u, 不定形は語尾 -i をとる。分詞(形容詞的または副詞的な意味で使う場合):能動現在分詞は -ant,能動過去分詞は -int,能動未来分詞は -ont, 受動現在分詞は -at,受動過去分詞は -it,受動未来分詞は -ot.受動態はいずれも動詞 esti の相応形と受動分詞の組み合わせによって表現される。受動態の前置詞は de である。

  7. La adverboj finiĝas per e; gradoj de komparado kiel ĉe la adjektivoj.

    副詞は e で終わる。比較級および最上級は形容詞と同様である。

  8. Ĉiuj prepozicioj per si mem postulas la nominativon.

    すべての前置詞はそれ自体主格を要求する。

  9. Ĉiu vorto estas legata, kiel ĝi estas skribita.

    すべての語は,書かれた通りに読まれる。

  10. La akcento estas ĉiam sur la antaŭlasta silabo.

    アクセントは常に最後から2番目の音節におかれる。

  11. Vortoj kunmetitaj estas formataj per simpla kunigo de la vortoj (la ĉefa vorto staras en la fino); la gramatikaj finiĝoj estas rigardataj ankaŭ kiel memstaraj vortoj.

    合成語は単純に単語をつなぎ合わせて作られる(主たる語は最後に置かれる)。[その際,]文法上の語尾は独立した単語の語尾とみなされる。

  12. Se en frazo estas alia nea vorto la vorto ne estas forlasata.

    文中に他の[ne 以外の]否定を意味する単語が含まれる場合は、ne が脱落する。

  13. Por montri direkton, la vortoj ricevas la finiĝon de la akuzativo.

    方向を表わす目的では、その語は対格語尾にする。

  14. Ĉiu prepozicio havas difinitan kaj konstantan signifon; sed se ni devas uzi ian prepozicion kaj la rekta senco ne montras al ni, kian nome prepozicion ni devas preni, tiam ni uzas la prepozicion je, kiu memstaran signifon ne havas. Anstataŭ la prepozicio je oni povas ankaŭ uzi la akuzativon sen prepozicio.

    前置詞はいずれも一定の限定された意味を持つ。しかし,何らかの前置詞を使う必要があるが、どの前置詞もその意味を表わすのに適しない場合には,独自の意味を持たない前置詞 je を用いてもよい。前置詞 je の代わりに前置詞を用いないで対格を用いてもよい。

  15. La tiel nomataj vortoj fremdaj, t. e. tiuj, kiujn la plimulto de la lingvoj prenis el unu fonto, estas uzataj en la lingvo Esperanto sen ŝanĝo, ricevante nur la ortografion de tiu ĉi lingvo; sed ĉe diversaj vortoj de unu radiko estas pli bone uzi senŝanĝe nur la vorton fundamentan kaj la ceterajn formi el tiu ĉi lasta laŭ la reguloj de la lingvo Esperanto.

    いわゆる外来語、つまり1つの語源を元にして多くの言語が取り入れている単語は、エスペラントにおいては、この言語[エスペラント]の正書法[つづり方]で取り入れるかぎり、変更を加えることなく使われる。しかし、1つの語根から作られる各種派生語においては、基礎語だけを変更なく正しく使い、残りの部分はエスペラント語の規則に従って変形する。

  16. La fina vokalo de la substantivo kaj de la artikolo povas esti forlasata kaj anstataŭata de apostrofo.

    名詞および冠詞の最後の母音を脱落させアポストロフィーで代用することができる。

エスペラント版の Fundamenta Gramatiko de Esperanto について

Fundamento de Esperanto の中にエスペラント版は存在しない。このページであえてエスペラント版を使ったのは、オリジナルの5カ国語版では、日本人を含め正確に内容を把握できるテキストではないと考えたからである。「絶対不可触の基礎」「常備の指導的ドキュメントとしてすべてのエスペランチストの手中にあるべき」とされる "Fundamento de Esperanto" の1部である文法資料が、特定のヨーロッパ言語を正確に読める人以外をサポートしていないという不公平な状態にあるのは甚だ異常だと思う。(エスペラントを学習するには5つのヨーロッパ言語のうち少なくとも1つを一定程度習得しなければならないという条件が必要ということになる。)

私は Vikipedio のエスペラント版のオリジナルを明瞭に把握できていないのだが、どうやら1903年に出版された Fundamenta Krestomatio に収録されている Plena Gramatiko de Esperanto が元になっているようである。しかし若干内容が異なる部分があり全く同一ではない(下に比較表)。

エスペラント版は他にも存在するようである。Berlina Komentario pri la Fundamento de Esperanto には、Nekompleta Zamenhofa traduko de la Gramatikoj 1903 (interpret - helpo)、という記述が見られるが、しかし、Kompleta sinteza traduko de la Gramatikoj (完全に統合された)といった版が存在するかのような記述もある。

一応コチラに Kompleta sinteza traduko de la Gramatikoj とおぼしきテキストも訳してみたが、誰が統合・翻訳したものか、出典は何か把握してない(Zamenhof 訳、Fundamendo de Esperanto 第9版以降に付属?)。

いずれにしてもたとえ不公平であろうとも、現状ではエスペラント版は「エスペラントの唯一の基礎」として、5カ国語版と同等の権威を持つものでないことを言い添えておく。

発音のカタカナ表記について

一応の発音をカタカナで表記して示したが、あくまで近似的であることを了解されたい。5ヶ国語版はその言語で該当する発音を含む単語が例として挙げてあるが(英語例:ĉ は church の ch, r は rare の r)それでもエスペラントの発音とすべて一致しているとは思われない。ましてエスペラントには日本語にない発音の仕方をする文字もあるので到底カタカナで表記できるものではない。

アルファベートは、母音は日本語の ア、エ、イ、オ、ウ とほとんど同じで、そのまま発音する。子音はオ段で発音するのが一般的である。ĥ は喉の奥から発し、「ゴッホ」と言う時の「ッホ」の発音に近い発音。r はベランメー調の巻き舌で、強調すると「ォロ」「ロ」を素早く発する時のような音。ĝ(ヂョ)は ĉ(チョ)の濁ったもの、ĵ(ジョ)は ŝ(ショ)の濁ったもので、似ているが舌の位置を注意深く確認すると区別できる。以上はほとんどの学習ページなどの説明と同じである。

しかし例えば l と r などは、母国語がそれらの発音を区別する場合、母国語の方法で区別して発音する人もいる。スペイン人、イギリス人、ドイツ人の r の発音はしばしば違っているが、誤りとまでは言えないのではないだろうか?同様に日本語には f の発音法はそもそも存在しないが、エスペラントには日本語の「フォ」の発音と混同してしまうようなアルファベートは存在しないので、日本語風に「フォ」と発音したところで正しくないと指摘さても仕方ないといえるだろうか?私には Fundamento de Esperanto はエスペラントの正しい発音を規定できているとは言い難いように思われるが、どうだろう。

A-Rimarko 1. について

項目 A - Alfabeto の Rimarko 1. は実は Vikipedio には載っていない。もともとドイツ語版とロシア語版にのみ付属する註のようである。2カ国語版にのみ付属する註であっても、無視するわけにはいかないのでこのページでは敢えてこれを追加した。実際この註を明記したエスペラント版もある(参照1. 参照2.)。

「ŭ は常に母音の後にのみに使われる」ということは、二重母音の一部として使われる(uzata en diftongoj) という意味であるらしい。つまり、この註に従えば、ŭ は原則的にワ行の子音ではないということになる。

だが、ŭ の名称を ŭo としたり (Ekzercaro)、ŭa, ŭato などといった単語が辞書に載っていたりする(PIV)。つまり極めて少数ながら通常の子音として発音することもなくはないということである。

日本語のワ行で発音する文字の含まれる固有名詞などをエスペラント化するときには注意が必要となりそうである。

8条(前置詞)について

8条(前置詞)の Ĉiuj prepozicioj per si mem postulas la nominativon. だが、per si mem が欠落しているものもある(参照3. )。

「前置詞の後ろには主格がくる」というのが大意であろうことは理解できるのだが、実は前置詞の後ろには名詞・代名詞・指示詞の主格どころか、それらの対格、またそれら以外のものがくる実例が数多くある。例えば、不定詞、副詞、前置詞、ke 節などである。

対格については方向を示すことが Fundamenta Gramatiko de Esperanto 自体に記述されているが、前置詞の後続詞についても言えることだとはっきり明示しているわけではない(Ekzercaro で言及されている)。

前置詞については Ekzercaro などで16条の規則で規定できていない使い方を学習する必要がある。

12条(ne の脱落)について

ときどき「エスペラントには二重否定文はない」といったように解釈されているWebページなどがあるが、そういう意味ではないと思われる。neniam, neniel, nenion などといったそれ自身否定の意味を持つ単語を使ったら、それに加えてさらに ne を使う必要はないという意味であろう。例:mi neniam vidis. 私は見たことがない。

つまりエスペラントでは、ヨーロッパ言語に見られる否定を表す語を2つ使って否定を強調する(こともあるらしい)表現はしないが、全体として肯定を表現するために否定を表す語を2つ使うということはあり得ると解釈する方が正しいと思われる。コチラに詳しい説明がある

15条(外来語)について

15条の外来語に関する文章は、概要を理解することはできるのだが私には正確に訳すのが難しい。tiu ĉi lingvo とは語源となった言語のこと?エスペラントのこと? estas pli bone uzi .... kaj .... formi の文法的使われ方がよくわからない。

ただし具体的な派生語の扱い方は、Vikipedio のエスペラント版には記載されてないが、英語版などの用例を見れば容易に理解できる。具体例を示したエスペラント版もある(参照1. 参照2.)。

例えば、「劇場」という意味の言葉は、teatro(イタリア語・スペイン語)、théâtre(フランス語)、theater(英語・ドイツ語)などが使われており、エスペラントに導入する場合は th というようなエスペラントの綴り方はないので、teatr として語根を導入する。「劇場の」という形容詞に変化するときは、英語のように theaterical に変化するのでなく、teatra とエスペラントの法則に則って変化する...といった具合である。

日本語訳の引用、参照サイト
http://www.tt.rim.or.jp/~ishato/jap_esp/kihon.htm
http://www5b.biglobe.ne.jp/~shu-sato/esp16.htm
http://esperas.info/index.php?QBlog-20151216-1
http://www.asahi-net.or.jp/~VZ4S-KUBC/gramatiko.html

このページ、Vikipedio収録版、Plena Gramtiko de Esperanto の相違点

  このページ Vikipedio Plena Gramatiko
ŭに関する註記 あり なし なし
5条 ĝi (ordinare pri objekto, besto aŭ infaneto) ĝi (ordinare pri objekto, besto aŭ infaneto) ĝi (pri objekto aŭ besto)
8条 Ĉiuj prepozicioj per si mem postulas la nominativon. Ĉiuj prepozicioj per si mem postulas la nominativon. Ĉiuj prepozicioj postulas la nominativon.
12条 Se en frazo estas alia nea vorto la vorto ne estas forlasata. Se en frazo estas alia nea vorto la vorto ne estas forlasata. Ĉe alia nea vorto la vorto ne estas forlasata.



  1. このページに関するご感想・ご質問などをお書き下さい。
  2. タグは使用できません。
  3. パスワードを設定しておくとご自信の投稿を削除できます。
  4. 当サイトにふさわしくないと判断した投稿は管理者がことわりなく削除することがあります。
お名前
パスワード 英数字8文字以内
件名
C^U~ ^C~U CxUx Ch,w Ignori