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受動態と動詞型

エスペラントの受動態表現は必ず能動態の目的語が主語になる。

日本語では、能動態の目的語が主語にならない場合がある。

このような受動態を間接受動といい、前者のような場合を持主(所有)受け身、後者のような場合を与格受動とも言うそうである。英語では 間接目的語(SVO¹O²)の O¹ は受動態の主語にできる。日本語には迷惑の受け身と言われるものもある。

しかしエスペラントではこのような形式の受動態は許されず、あくまで直接目的語が主語に置き換わる。

上の受動態の文は文法的には正しいかもしれないが、日本語話者としてはいくらか自然な感じがしなくもない。何らかの方法で表現を変えることはできないか考えてみた。

人を主語にした方が自然に聞こえるのだが、これがエスペラントで正しい表現かどうか分からない。

pri(など?)を接頭辞的に付けると目的語を変えることができるようである。

ただし、他動詞 al 対象 目的語+n → pri+他動詞 対象+n per 目的語などは意味合いが変わるのかも知れない。

受動態に関連して気をつけなけらばならないことは、動詞の型である。ここでいう型とは、ある動詞が何を直接目的語にし、何を間接目的語にとるかという意味である。つまり、日本語で「A に B を〜する」という意味の文が、エスペラントでは B が直接目的語にならず、A を直接目的語にする動詞があるということである。「〜に」以外のものが直接目的語になる動詞もある。

当然ながら上の文を受動態にするときは対格語尾が付いているものが主語に置き換わる。

使役表現の場合、日本語の「A は B に C をさせる」はエスペラントでは、下のように2通りの表現ができるので、ややこしい。受動態はこうなる(のかな...)。後者はちょっと意味的に苦しい表現のような気がするが...

(al)trudi(押し付ける、無理強いする)は trudi al iu の形が多いようだが、igi(接尾辞でなく自立した動詞として), devigi(義務づける、強制する)は常に人が目的語になるようだ。(Tekstaro で一致する表現が見つからなかっただけなので、あり得るかもしれない)


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